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理事長挨拶

國土 典宏

平成29(2017)年4月1日に、国立研究開発法人 国立国際医療研究センターの理事長を拝命いたしました。国立研究開発法人として、研究成果の最大化に向けて、全力で務めたいと考えています。

当センターは、国立高度専門医療研究センターの一つですが、明治元(1868)年に山下門内に設置された兵隊假病院にそのルーツを発し、その後、国立東京第一病院、そして国立病院医療センターとなり、幾度かの組織合併、再編等を経て、平成27(2015)年4月からは独立行政法人の一形態である国立研究開発法人 国立国際医療研究センターとなりました。現在は研究所、センター病院、国府台病院、臨床研究センター、国際医療協力局、国立看護大学校など多様な組織から構成されております。

国立研究開発法人は、健康・医療戦略推進法に定める基本理念にのっとり、先端的、学際的又は総合的な研究、すなわち医療分野の研究開発及びその成果の普及並びに人材の育成に積極的に努めなければなりません。これまで春日前理事長が取り組みを進めてきた、感染症、糖尿病・代謝性疾患、肝炎・免疫疾患ならびに国際保健医療協力に加えて、平成28(2016)年度にはメディカルゲノムセンター(MGC)、グローバルヘルス政策研究センター(iGHP)を、また、平成29(2017)年度にはAMR臨床リファレンスセンター(AMRCRC)を創設しました。これらはいずれも"研究開発"を実践するためのものです。診療の面では、戸山キャンパスにあるセンター病院と国府台病院併せて1,223床の総合医療を提供できる病院を有しています。全ての診療分野で専門的スタッフが揃う当センターの強みを生かして高リスク患者、高齢患者の医療にも取り組んでいます。

当センターの重点分野の1つである"国際保健医療協力"をセンター全体で取り組む、という視点から、平成26(2014)年度には「NCGMのグローバル医療戦略」を策定しました。当センターの既に培われた世界的に見ても質の高い医療水準をさらに向上いたします。さらに、

  1. 総合医療を基盤とした各診療科の高度先駆的な診療機能の強化
  2. 国際的に通用する臨床医学研究・先端医療開発の推進
  3. 明日の医療、看護および臨床医学研究を担う医療人の育成
  4. 保健医療のシンクタンク機能のさらなる充実
  5. 病院の国際化推進

を図って参ります。

また、平成32(2020)年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。外国人の患者さんにも一層受診して頂きやすく、併せて、医療の質と安全の面において国際水準を満たす病院を目指し、その一環として平成27(2015)年にセンター病院がJMIP(外国人患者受入れ医療機関認証制度)を取得しました。外国人のための療養環境を整えることは、自国民にとってもその原点を見直すことになり、よりよい快適な療養環境の提供に直結するものと考えております。

当センター一丸となって、国際水準の医療を提供しながら研究開発を推進し、わが国のみならず国際保健の向上のために、さらなる努力を積み重ねてまいります。

平成29年4月
国立研究開発法人
国立国際医療研究センター
理事長 國土 典宏